加賀紋(読み)カガモン

デジタル大辞泉 「加賀紋」の意味・読み・例文・類語

かが‐もん【加賀紋】

色差しした美麗な紋。加賀国の人が多く用いたところからいう。定紋ではなく、上絵で、丸の中に月や花を図案ふうに極彩色に描いたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「加賀紋」の意味・読み・例文・類語

かが‐もん【加賀紋】

  1. 〘 名詞 〙 少年少女の羽織などに用いた一種の紋。定紋ではなく、上絵(うわえ)で花や月の図案に極彩色をほどこしたもの。加賀国(石川県南部)から起こったところからいう。
    1. [初出の実例]「けし人ぎゃうの加賀紋(カガモン)」(出典浮世草子男色大鑑(1687)五)

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世界大百科事典(旧版)内の加賀紋の言及

【紋付】より

…急な場合や染め直したとき役立ち切付紋ともいう。(4)加賀紋 友禅風に彩色した紋で家紋に草花をあしらった多彩で装飾的な紋。(5)伊達紋(だてもん) 絵画風な大型の装飾紋で刺繡や描絵であらわした男性用。…

※「加賀紋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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