助兵衛根性(読み)すけべえこんじょう

精選版 日本国語大辞典 「助兵衛根性」の意味・読み・例文・類語

すけべえ‐こんじょうすけベヱコンジャウ【助兵衛根性】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すけべいこんじょう」とも )
  2. 好色性質。いろごのみの心。
    1. [初出の実例]「女が来ると助倍(スケベイ)根性のものは水を汲んで遣り」(出典落語・おふみ(1890)〈二代目古今亭今輔〉)
  3. いろいろな物事に手を出したがる性質。気が多いこと。
    1. [初出の実例]「またこの野郎、助平根性出してひっぱって見たべども、とこのごろ教習所を出たばかりで立小便から無灯自転車まで手落ち無く上申することを怠らない小林巡査は」(出典:鶯(1938)〈伊藤永之介〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android