山川 世界史小辞典 改訂新版 「労働組合法〔イギリス〕」の解説
労働組合法〔イギリス〕(ろうどうくみあいほう)
Trades Union Acts
労働組合の団結権,ストライキ権を保証する一連の法。特に1871年の労働組合法によって世界で初めて労働組合の法的地位が認められた。ついで非暴力的なピケ権も認められ,1906年の労働争議法がストライキ権を最終的に確認した。しかし1926年のゼネスト以後は争議に対する規制が厳しくなり,第二次世界大戦後は労働党と保守党の政権交代に伴い,組合に対する法的規制はしばしば揺れ動いた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報