労働装備率(読み)ろうどうそうびりつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「労働装備率」の意味・わかりやすい解説

労働装備率
ろうどうそうびりつ

有形固定資産÷従業員数もしくは (有形固定資産-建設仮勘定)÷従業員数 により算出される比率資本装備率,機械装備率とも呼ばれ,企業の生産技術的な合理化の度合いを示すものとして重要な指標である。また生産性概念において労働生産性と資本生産性を結びつけるものである。そして生産性は人間の知識と工夫によって次第に労働を資本に置き換えるという過程を経て高められ,その結果資本集約企業のほうが一般的に生産性が高いのが普通である。そして資本集約度合いを最もよく示すものが労働装備率である。また国民経済的な観点からも労働者1人あたりの資本蓄積が増加することによって生産性が高まり,その結果,実質国民所得が増大することになるので重要な指標といえる。

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