労働需要(読み)ろうどうじゅよう(英語表記)demand for labour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

労働需要
ろうどうじゅよう
demand for labour

ある財の生産に対し生産要素への需要が起るが,このうち労働への需要をさしていう。ある生産物への需要があって初めて労働需要が喚起されるという点で派生需要であるといわれる。労働需要量の決定は,限界生産力説によると,他の要因が固定された短期的な場合には賃金率と労働の限界生産力が一致する点で定まる。他の要因も変化する長期の場合には,一般に生産量,賃金率と資本費の相対的価格比に依存する。この関係を示したものが労働需要関数である。短期の場合の労働需要関数は賃金率と労働の限界生産力との平面で描かれる労働需要曲線となる。このような考え方に対して労働需要は賃金率と無関係に生産物の派生需要としてのみ決るという見方もある。

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