勇駒別(読み)ゆこまんべつ

改訂新版 世界大百科事典 「勇駒別」の意味・わかりやすい解説

勇駒別[温泉] (ゆこまんべつ)

北海道上川支庁東川町にある温泉。湧駒別とも書く。セッコウ泉,47~51℃。大雪山の主峰旭岳中腹,標高1000mの高原にわく。1914年阿久津啓吉が発見,昭和に入って旭岳の登山基地となり,68年には頂上までロープウェーが通じた。82年に旭岳温泉改称。広大なスキー場があり,天人峡にも近い。函館本線旭川駅からバスが通じる。
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関連語 榊原

世界大百科事典(旧版)内の勇駒別の言及

【大雪山】より

… 大雪山国立公園の中心をなし,北麓には層雲峡温泉があり,1967年の黒岳中腹と結ぶロープウェー開通後は観光客が激増した。また,旭岳の西側斜面の標高1050m地点には勇駒別(ゆこまんべつ)温泉があり,旭岳の爆裂火口の西の姿見の池付近までロープウェー(1968完成)が通じている。ハイマツや高山植物が群生する池の周辺は冬季には絶好のスキー場となり,多くのスキーヤーでにぎわう。…

※「勇駒別」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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