法則の辞典 「動的誘起効果」の解説 動的誘起効果【inductometric effect,dynamic indnction effect】 A-B二原子間の単結合の形成にあずかっている電子対が,反応の瞬間に衝突してくる試薬の分子やイオンの静電場による影響を受けて,A,Bいずれかの方向へ偏ることで生じる分極効果をいう.これは攻撃試薬の特性に依存するもので,そのために「動的」誘起効果(Id)と呼んで,一般の誘起効果(Is)とは区別する. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報