勘定方(読み)カンジョウカタ

デジタル大辞泉 「勘定方」の意味・読み・例文・類語

かんじょう‐かた〔カンヂヤウ‐〕【勘定方】

会計係。出納役。勝手方
江戸時代幕府・各藩で金銭の出納を担当した役。勝手方。

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精選版 日本国語大辞典 「勘定方」の意味・読み・例文・類語

かんじょう‐かたカンヂャウ‥【勘定方】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸幕府大名の諸役所で、財務関係の仕事にたずさわる役人。勝手方。
    1. [初出の実例]「一 於京都御役所は、公事方、御勘定方〈略〉証文方、以上之五役を本役とす」(出典:科定類聚‐一(古事類苑・官位七二))
  3. かんじょうぶぎょう(勘定奉行)」の異称
    1. [初出の実例]「一御奏者番并御勘定方四人之役人」(出典:御触書寛保集成‐一八・正保三年(1646)五月)
  4. 勘定奉行所で、勘定組頭など勘定関係にたずさわる役人。吟味方系統の役人に対する語。
    1. [初出の実例]「吟味方改役、同並え御勘定方より為見候に不及候」(出典:徳川禁令考‐前集・第二・巻一五・明和四年(1767)九月)
  5. 勘定関係の事務。財務。財政。勝手方。

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