日本歴史地名大系 「勝円寺」の解説 勝円寺しようえんじ 京都市:下京区永松学区富永町勝円寺[現在地名]下京区富永町町の北側にあり、浄土宗で大悲山と号する。本尊阿弥陀如来。寺伝によれば、永正元年(一五〇四)僧安誉が建立、もと東洞院五条北(現下京区燈籠町)にあったが、天正一五年(一五八七)に豊臣秀吉の命で当町に移った。後奈良天皇の帰依があり、勅額が与えられたという。天明八年(一七八八)の大火で焼亡、寛政八年(一七九六)に再建されたが嘉永三年(一八五〇)に再度類焼した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報