勝加茂西村(読み)しようかもにしむら

日本歴史地名大系 「勝加茂西村」の解説

勝加茂西村
しようかもにしむら

[現在地名]勝北町上村かみむら中村なかむら杉宮すぎのみや

上野田かみのだ村の北に位置し、山形仙やまがたせんから流れる新野にいの川・田柄たがら川、広戸仙ひろどせんからの広戸川、勝加茂東村からの黒田くろた川の流域にある。慶長九年(一六〇四)検地では打出高二〇五石余(岡山県史)。寛永二年(一六二五)の上坂主馬知行目録(黄薇古簡集)に勝北郡勝加茂のうち三〇〇石とあり、同九年の森忠政宛行状(同書)では勝加茂西村のうち八九石余が上坂氏に与えられている。正保郷帳では田八六七石余・畑八一石余。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳では改出高二二〇石余・開高五〇石余、村位は中。美作国郡村高并戸数里程事(武家聞伝記)によれば、延宝(一六七三―八一)頃と考えられる戸数六〇(うち岡田一八・中村一八・下村二一など)、延宝四年からは津山藩主の弟森長俊領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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