勝加茂東村(読み)しようかもひがしむら

日本歴史地名大系 「勝加茂東村」の解説

勝加茂東村
しようかもひがしむら

[現在地名]勝北町坂上さかうえはら安井やすい

勝加茂西村の東にあり、北は新野東にいのひがし村など。天文一四年(一五四五)二月吉日の広峯ひろみね神社(現兵庫県姫路市)社家肥塚氏の檀那村付帳(肥塚家文書)に「しやうのかもノ内」として「はら村」「さかのうへ村」とみえる。慶長九年(一六〇四)検地帳(安井文書)では、田畠屋敷九三町九反余・一千二九二石余・当有米(実高か)三九〇石余とあり、名請人七五のうち屋敷持二七。名請人のうち所持石高二五〇石以上の者一、二五〇―五〇石の者五、五〇―二〇石の者一一、五石未満・無高が五二。正保郷帳では田一千二三石余・畑八二石余。元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳では改出高二二六石余・開高一〇八石余、村位は中。

美作国郡村高并戸数里程事(武家聞伝記)によれば延宝(一六七三―八一)頃と考えられる戸数七一(うち上原一二・下原一二・安井四〇・大西七)、また枝郷の坂上村もみえ、延宝四年からは津山藩主の弟森長俊領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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