勝山水菜(読み)かつやまみずな

事典 日本の地域ブランド・名産品 「勝山水菜」の解説

勝山水菜[葉茎菜類]
かつやまみずな

北陸甲信越地方、福井県地域ブランド
主に勝山市で生産されている。江戸時代頃には水田裏作として始まっていたという。寒さに強く雪の下で越冬するため、害虫などの被害がほとんどない。特に、茎の部分にほろ苦い風味と甘さがある。春先や寒い季節に供給される数少ない野菜として重宝されている。稲刈りが終わった9月頃に種を蒔き、2月中旬から4月上旬に収穫される。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「勝山水菜」の解説

勝山水菜

福井県勝山市で生産される葉物野菜。茎(とう)を食用にする。アブラナ科の野菜だが、アクが少なくみずみずしい味わいから「水菜」の菜で呼ばれる。「北市水菜」「郡水菜」「平泉寺水菜」など、栽培地ごとに異なる呼び名があり、それぞれ葉柄の色や味が微妙に異なる。江戸時代から栽培が始まったとされる。

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