水菜(読み)ミズナ

デジタル大辞泉 「水菜」の意味・読み・例文・類語

みず‐な〔みづ‐〕【水菜】

キョウナ別名 春》
イラクサ科の一・二年草山中湿地に生え、高さ30~60センチ。茎は紅色を帯び、葉はゆがんだ長楕円形で縁にぎざぎざがあり、先がとがる。茎は食用。うわばみそう。 春》
[類語]白菜唐菜小松菜芥子菜高菜野沢菜壬生菜

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精選版 日本国語大辞典 「水菜」の意味・読み・例文・類語

みず‐なみづ‥【水菜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物きょうな(京菜)」の異名。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「長菜つみ春うりうるは水菜哉〈貞義〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)
  3. 植物「みぶな(壬生菜)」の異名。〔物類称呼(1775)〕
  4. 植物「うわばみそう(蟒草)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  5. 植物「すなびきそう(砂引草)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕

すい‐さい【水菜】

  1. 〘 名詞 〙 食用とする水草。芹(せり)などの類。〔詩経箋‐魯頌・泮水〕

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デジタル大辞泉プラス 「水菜」の解説

水菜

京都原産の漬け菜。茎葉がよく分枝し、葉柄は細く淡緑色で、葉の先は濃い緑色で尖り、深い切れ込みが入る。江戸時代前期にはすでに栽培されていた。シャキシャキとした歯ごたえで、漬物、煮物料理などのほかサラダなどの生食にも向く。「京菜」ともいう。京都府により「京の伝統野菜」に認定されている。

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