勝鬘(読み)ショウマン

デジタル大辞泉 「勝鬘」の意味・読み・例文・類語

しょうまん【勝鬘】

勝鬘夫人しょうまんぶにん」に同じ。
勝鬘経」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勝鬘」の意味・読み・例文・類語

しょうまん【勝鬘】

  1. ( [梵語] Śrīmālā の音訳 )
  2. [ 一 ] インド古代の人名。舎衛国波斯匿王(はしのくおう)の娘で、嫁して阿踰闍国(あゆじゃこく)友称王の妃。勝鬘経は、釈迦牟尼の威神力を受けてこの女性が説いたもの。
  3. [ 二 ]しょうまんいん(勝鬘院)」の略。
  4. [ 三 ]しょうまんぎょう(勝鬘経)」の略。
    1. [初出の実例]「小乗と云は、未開会の時の事也、勝鬘(ショウマン)涅槃大論等の意」(出典雑談集(1305)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android