勝鬘夫人(読み)ショウマンブニン

デジタル大辞泉 「勝鬘夫人」の意味・読み・例文・類語

しょうまん‐ぶにん【勝鬘夫人】

《〈梵〉Śrīmālāインド舎衛国の波斯匿はしのくの娘。阿踰闍あゆじゃ国の王に嫁した。父に勧められ深く仏法に帰依したので、仏が示現して説法したという。その内容勝鬘経とされる。

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精選版 日本国語大辞典 「勝鬘夫人」の意味・読み・例文・類語

しょうまん‐ぶにん【勝鬘夫人】

  1. インド舎衛国の波斯匿王の娘。父王にすすめられて仏陀に深く帰依し、仏陀の加被力を得て法を説いたと伝えられる。→勝鬘勝鬘経

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勝鬘夫人」の意味・わかりやすい解説

勝鬘夫人
しょうまんぶにん

勝鬘は Śrīmālāの訳。インドのシュラーバスティー国のプラセーナジット王の娘で,アヨーディヤー国に嫁いだとされ,きわめて聡明で,初期大乗仏教の重要な経典一つである『勝鬘経』の主人公として現れる。

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