勤労者いこいの村(読み)きんろうしゃいこいのむら

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

勤労者いこいの村
きんろうしゃいこいのむら

雇用保険を財源に設置された総合福祉施設の一種。正式名称を「勤労者野外活動施設B型」、愛称を「いこいの村」といった。宿泊施設、研修施設、スポーツ施設等を備え、勤労者が健康増進などを図るための施設を提供して雇用促進と職業安定に資することを目的として、1975年(昭和50)以降、雇用促進事業団により設置された。同事業団設置の中小企業レクリエーションセンター、勤労総合福祉センター(いずれも愛称は「ハイツ」)とともに、全国レクリエーションハイツいこいの村グループを形成し、1998年(平成10)時点で、全国に、いこいの村32か所、グループ全体で63か所の施設があった。
 特殊法人等の整理合理化の一環として、1999年に雇用促進事業団が廃止されたのち、雇用・能力開発機構(2011年廃止)により整理が進められ、2005年度までにすべての施設が譲渡または廃止された。その後は、各施設の独立性を保ちながら、「ハイツ&いこいの村」グループとしてインターネットでの予約を受け付けるなど、つながりを残している。[岡本伸之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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