譲渡(読み)じょうと

精選版 日本国語大辞典「譲渡」の解説

じょう‐と ジャウ‥【譲渡】

〘名〙 権利、財産、法律上の地位などを他人に譲り渡すこと。
※徴古雑抄‐元久二年(1205)三月一八日・僧定西譲状「右件家地者、僧定西之相伝私領、而今依年来夫妻、永遠所渡陸常殿也者」
※百鬼園随筆(1933)〈内田百〉地獄の門「田島氏から債権を譲渡された大口なにがし」

ゆずり‐わた・す ゆづり‥【譲渡】

〘他サ五(四)〙 自分の所有する権利を他人に渡す。譲渡する。
※小笠原文書‐観応二年(1351)正月二六日・小笠原政長譲状「ゆつりわたすいし王に、みののくに中川のしゃう、〈略〉ゆつるところしち也」

ゆずり‐わたし ゆづり‥【譲渡】

〘名〙 金や物件を譲って人に渡すこと。譲与。じょうと。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉三「身代譲与(ユヅリワタシ)証文を貰ひぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「譲渡」の解説

じょう‐と〔ジヤウ‐〕【譲渡】

[名](スル)権利・財産、法律上の地位などを、他人にゆずりわたすこと。有償・無償は問わない。「借地権譲渡する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の譲渡の言及

【割譲】より

…国家間の合意による領土の一部の移転。これに対し,領土の全部の移転を併合といい,両者をあわせて譲渡という。合意は,通常の場合条約を結ぶことにより表現される。…

※「譲渡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

急急如律令

中国漢代の公文書の末尾に、急々に律令のごとくに行え、の意で書き添えた語。のち、呪文(じゅもん)の終わりに添える悪魔ばらいの語として、道家・陰陽師(おんようじ)・祈祷僧(きとうそう)などが用いた。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android