デジタル大辞泉 「勾配消失問題」の意味・読み・例文・類語 こうばいしょうしつ‐もんだい〔コウバイセウシツ‐〕【勾配消失問題】 機械学習の多層化したニューラルネットワークにおいて、ある段階を越えると学習が進まなくなること。学習は予測値と実際の値の誤差を最小化する過程で進むが、活性化関数の勾配がゼロに近づくことによって、ネットワークの重み付けの修正ができなくなり、結果的に層数が増えるほど学習が困難となる。活性化関数としてシグモイド関数ではなく、ReLU関数を用いると勾配消失が起こりにくくなることが知られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例