匂い威(読み)ニオイオドシ

デジタル大辞泉 「匂い威」の意味・読み・例文・類語

におい‐おどし〔にほひをどし〕【匂い威】

よろいの一。上方を濃く、下方をしだいに薄く威したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「匂い威」の意味・読み・例文・類語

におい‐おどしにほひをどし【匂威】

  1. 〘 名詞 〙(よろい)の威の一種一方を濃く他方を薄くするもの。裾濃(すそご)に対しては、反対に上を薄くする。におい。
    1. [初出の実例]「匂威〈略〉下よりも又中より左右へも肩妻へも薄く匂はする也」(出典:武家名目抄(19C中か)甲冑部)

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