包込む(読み)ツツミコム

デジタル大辞泉 「包込む」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐こ・む【包(み)込む】

[動マ五(四)]包んで中に入れる。すっぽりと包む。「本をふろしきに―・む」「甘い香りに―・まれる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「包込む」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐こ・む【包込・包籠】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 包んで中に入れる。周囲をとりかこんで、中にこめる。
    1. [初出の実例]「文などに包(ツツミ)こみて送れば」(出典浮世草子好色一代男(1682)四)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
    1. 包んで中に入れる。包んで中にこめる。
      1. [初出の実例]「おりならでつつみこめけるむめの花心の色をみするなるべし」(出典:広本拾玉集(1346)五)
    2. 表面にあらわさないで心の中にひめる。
      1. [初出の実例]「いひそめぬほどばかりこそ池水の深き心もつつみこめたり」(出典:元真集(966頃か))

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