花心(読み)カシン

デジタル大辞泉 「花心」の意味・読み・例文・類語

か‐しん〔クワ‐〕【花心】

花蕊かずい」に同じ。
[類語]しべ花蕊かずい雌蕊めしべ雄蕊おしべ雌花雄花子房柱頭花粉受粉

はな‐ごころ【花心】

《すぐに散ってしまうところから》移りやすい心。あだ心。浮気心。
「―におはする宮なれば」〈宿木
華やかな心。
「ひらく連中いちざの―、若やぐ春の一趣向」〈人・恵の花・自序〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「花心」の意味・読み・例文・類語

はな‐ごころ【花心】

〘名〙
① (花は、咲いてすぐに散ってしまうところから) 移りやすい心。うわき。
※元良親王集(943頃か)「うぐひすといかでかなかぬふりたててはなこころなるきみをこふとて」
② 花の持っている心。花を咲かせようとする心。転じて、人間のはなやかな心。陽気な心。
斎宮女御集(985頃か)「へだてけるけしきをみればやまぶきの花こころともいひつべきかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「花心」の読み・字形・画数・意味

【花心】かしん

しべ。

字通「花」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android