化膿菌(読み)カノウキン

精選版 日本国語大辞典 「化膿菌」の意味・読み・例文・類語

かのう‐きんクヮノウ‥【化膿菌】

  1. 〘 名詞 〙 化膿性炎症を起こす菌。ブドウ球菌と連鎖菌とが代表的で、ほかに緑膿菌や枯草菌などがある。
    1. [初出の実例]「乳腺炎にだって、それが化膿菌でおこっているかぎり、ペニシリンがよく効くはずなのです」(出典:赤ん坊の科学(1949)〈松田道雄〉四)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「化膿菌」の意味・わかりやすい解説

化膿菌
かのうきん

化膿性疾患の原因となる球菌群をいう。おもな細菌は、グラム陽性のブドウ球菌Staphylococcusや連鎖球菌Streptococcusおよびグラム陰性の双球菌Neisseria(淋(りん)菌や髄膜炎菌)などである。このほか、嫌気性菌としては、グラム陽性のPeptcoccusPeptostreptococcusおよびグラム陰性のVeillonellaなどが含まれる。また、ナイセリアNeisseriaの近縁菌としてMoraxellaAcinetobacterが含まれる場合もある。

[曽根田正己]

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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