北アナトリア断層(読み)きたアナトリアだんそう

最新 地学事典 「北アナトリア断層」の解説

きたアナトリアだんそう
北アナトリア断層

North Anatolian Fault

トルコ北部を東西に走る長さ1,500kmに及ぶ断層ユーラシアプレートとアラビアプレートの衝突によって,アナトリアブロックが西に絞り出されるため,ユーラシアプレートとの間に右ずれ断層を生じると考えられている。1939~1967年にかけて,マグニチュード7以上の地震が東から西に震源を移しながら7回にわたって起こり,総延長900kmに上る地震断層地表に現れた。1999年には西側セグメントが大規模な地震活動を起こした(イズミット地震など)。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内の北アナトリア断層の言及

【地震】より

…近年のものとしては1978年タバス地震(M7.7,死者1万5000)がある。トルコでは東西に800kmにわたって延びている北アナトリア断層上に,1939年エルジンジャン地震(M8.0,死者3万3000)以後,M7クラスの地震が1~10年おきに6回発生し,大被害を出している。この断層以外にも大地震は少なくない。…

【地震断層】より

… 地震断層が科学的に記録されたのは,1891年濃尾地震のときの根尾谷断層が世界でも最初で,日本ではそれ以来明瞭なものが12例ほど知られている(表)。世界では,アメリカのサン・アンドレアス断層やトルコの北アナトリア断層などが有名で,これまでに陸上で100ヵ所以上の断層が科学的に報告されている。 多くの地震断層を調査した結果,それらは地震のときにはじめて生じた断層ではなく,もともと存在していた断層が再活動したもの,つまり活断層であり,また地震時の運動はその断層の過去の運動の向きと同じであることがわかった。…

※「北アナトリア断層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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