最新 地学事典 「北アメリカコルディレラ」の解説
きたアメリカコルディレラ
北アメリカコルディレラ
North American Cordillera
北米大陸西岸に沿ってアラスカからメキシコまで発達する造山帯。北米大陸は19億年前に7個程度の小大陸の衝突と融合によって安定化した。その後,7億~6億年前に西側にあったオーストラリアと南極大陸から分裂。その間に太平洋が誕生。太平洋の拡大は4.5億年前まで続いたが,4.5億年前になって環太平洋地域でプレートの沈込みが始まり,太平洋は縮退しはじめ現在に至る。北アメリカコルディレラ地域は,7億~6億年前の大陸分裂時にリフトに沿って堆積した非活動的大陸縁堆積帯と,4.5億年前から現在に至る活動的な大陸縁造山帯にほぼ対応。これらの地域では新生代になって広域的引張応力下で,グランドキャニオンやベースンアンドレーンジ地域などの地形が形成。これはコロラド高原を中心に北米大陸の下のマントルが広域的な隆起運動を開始したことによる。
執筆者:丸山 茂徳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

