北南茂呂村(読み)ほくなんもろむら

日本歴史地名大系 「北南茂呂村」の解説

北南茂呂村
ほくなんもろむら

[現在地名]結城市北南茂呂

武井たけい村の南に位置。東は東茂呂村集落中央を日光東街道が縦断している。集落東方には弥生後期の土器片や土師器片が採集された香取前かとりまえB遺跡、その近くに前方後円の北茂呂稲荷塚きたもろいなりづか古墳がある。

中世には毛呂もろ郷の一部で、北茂呂・南茂呂の二村から構成されていた。康応二年(一三九〇)二月の「茂呂郷年貢銭目六」に「北毛呂分」「南毛呂分」の記載があり、都合八〇貫一七〇文の年貢銭を一一人が納入することになっていた(下総国毛呂郷年貢銭注文)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android