北原西古墳(読み)きたはらにしこふん

日本歴史地名大系 「北原西古墳」の解説

北原西古墳
きたはらにしこふん

[現在地名]宇陀市大宇陀区野依

昭和六二年(一九八七)の発掘調査で西向きの前方後方墳であることが判明した。全長三〇・六メートル、後円部長(南北)二二・二メートル、同高さ一メートル、前方部長一三・五メートル、同幅一四・二メートル、同高さ一・一メートル。後円部中央に長さ五・一八メートル、幅〇・八メートルの割竹形木棺を安置していた。棺内には内行花文鏡一、剣・刀子・針などの鉄製品、勾玉二九、管玉二四、棗玉七、ガラス玉一七、臼玉などの玉類をもっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android