北土山村(読み)きたつちやまむら

日本歴史地名大系 「北土山村」の解説

北土山村
きたつちやまむら

[現在地名]土山町北土山

鈴鹿峠の西方野洲やす川の支流田村たむら川右岸に位置。南端は東西に通じる東海道を境として南土山村。集落の大半は南土山村と同様、東海道に面して長く連なり、南北合せて土山宿町並をなす。もとは南北の別はなく、土山と称された。応仁三年(一四六九)六角高頼は「土山課役」を黒川与四郎に宛行っている(同年四月二八日「六角高頼宛行状」黒川文書)。文明一六年(一四八四)三月一九日の旦那売券(米良文書)に「土山日向先達門弟引旦那」とみえる。北方に土山氏の城館と伝える土山城跡がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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