北堀江二丁目(読み)きたほりえにちようめ

日本歴史地名大系 「北堀江二丁目」の解説

北堀江二丁目
きたほりえにちようめ

[現在地名]西区北堀江一―二丁目・南堀江みなみほりえ一―二丁目

北堀江一丁目の西に続く町。南面する堀江川には東から隆平りゆうへい橋・賑江しんえ橋が架かる。元禄一三年(一七〇〇)の三郷水帳寄帳では屋敷数一七・役数二五役で、うち同一一年に北組惣年寄に任じられ、上荷船一八艘・茶船一四艘を与えられた多米由悦の拝領屋敷分一役が無役。尾張阿波・日向の国問屋があったが(延享版「難波丸綱目」)、堀江川両岸には阿波特産の藍玉仲買人が多く集まっていた。藍玉問屋・同仲買は初め阿波堀あわぼり川・立売堀いたちぼり川付近に多くいたが、延享版「難波丸綱目」によると北堀江には五軒あり、文化六年(一八〇九)の御国産藍玉仲買名前帳(「南北堀江誌」所収)では計九七人のうち南北堀江に五六人が集中しており、当町だけでも阿波屋清兵衛ほか五人が確認できる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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