北太平洋海流(読み)きたたいへいようかいりゅう(その他表記)North Pacific Current

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北太平洋海流」の意味・わかりやすい解説

北太平洋海流
きたたいへいようかいりゅう
North Pacific Current

東流する黒潮続流の暖かい南側の分枝東経 160°付近までは黒潮続流と呼ばれ,それより東では北太平洋海流と呼ばれる。幅は広いが流れは遅い。なかには幾条かの流帯や大小渦流があり,流れ方は複雑。また途中数本の分流が南下し中央太平洋を流れるが,本流は東流しカリフォルニア海流の沖合いで南下する。

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百科事典マイペディア 「北太平洋海流」の意味・わかりやすい解説

北太平洋海流【きたたいへいようかいりゅう】

北太平洋のだいたい北緯30°〜40°で黒潮続流につながる海流の総称。幾条かに分かれて東に向かうが,大小の渦流や南西に向かう分流もあり,流速は小さい。中緯度帯の偏西風によって起こり西風皮流と呼ばれることもある。

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