北崎稔(読み)キタザキ ミノル

20世紀日本人名事典 「北崎稔」の解説

北崎 稔
キタザキ ミノル

昭和・平成期の労働運動家 元・佐賀県教職員組合委員長;元・佐賀県労働組合総評議会議長。



生年
大正11(1922)年

没年
平成10(1998)年3月9日

出生地
中国・撫順

出身地
佐賀県三養基郡基山町

学歴〔年〕
佐賀師範〔昭和17年〕卒

経歴
昭和17年鳥栖町国民学校の教員となる。27年の佐賀県教職員組合の専従に。30年書記長、36年から10年間委員長を務めた。その間、32年の休暇闘争と41年の10・21闘争を展開、地方公務員法違反に問われ、2度逮捕されたが46年の最高裁判決でいずれも無罪石川達三小説人間の壁」のモデルの一人。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北崎稔」の解説

北崎稔 きたざき-みのる

1922-1998 昭和後期-平成時代の労働運動家。
大正11年3月3日中国撫順生まれ。昭和17年佐賀師範を卒業し,教職につく。27年佐賀県教組の専従となり,30年書記長,36年委員長。この間,県の教職員定員削減表明に休暇闘争で対抗した「佐教組事件」で32年逮捕されるが,のち無罪。石川達三の小説「人間の壁」のモデルのひとり。平成10年3月9日死去。76歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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