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石川達三 いしかわ たつぞう

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美術人名辞典の解説

石川達三

小説家。秋田県生。早大中退。『蒼氓』で第1回芥川賞を受賞し、作家として認められる。代表作に『日蔭の村』『結婚の生態』『転落の詩集』等。日本ペンクラブ会長。昭和60年(1985)歿、79才。

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デジタル大辞泉の解説

いしかわ‐たつぞう〔いしかはタツザウ〕【石川達三】

[1905~1985]小説家。秋田の生まれ。ブラジル移民団を描いた「蒼氓(そうぼう)」で第1回芥川賞を受けた。社会的モラルを探究した作品が多い。他に「日蔭の村」「風にそよぐ葦」「人間の壁」など。

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百科事典マイペディアの解説

石川達三【いしかわたつぞう】

小説家。秋田県生れ。早大英文科中退。1935年,ブラジル渡航の経験を書いた《蒼氓(そうぼう)》で第1回芥川賞を受け,社会派作家として出発。《生きてゐる兵隊》《望みなきに非ず》《風にそよぐ葦》《人間の壁》《金環蝕》など多くの作品があり,時代感覚の鋭い,すぐれた風俗小説の書き手として活躍した。
→関連項目神代辰巳山本薩夫早稲田派

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

石川達三 いしかわ-たつぞう

1905-1985 昭和時代の小説家。
明治38年7月2日生まれ。ブラジル移民を体験し,昭和10年「蒼氓(そうぼう)」で第1回芥川賞。13年の「生きてゐる兵隊」は発禁処分となる。戦後は「風にそよぐ葦(あし)」「人間の壁」など,時代感覚のするどい作家として活躍。日本ペンクラブ会長。昭和60年1月31日死去。79歳。秋田県出身。早大中退。

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大辞林 第三版の解説

いしかわたつぞう【石川達三】

1905~1985) 小説家。秋田県生まれ。早大中退。「蒼氓そうぼう」で第一回芥川賞受賞。時代感覚に富み、社会批評的作品を多く発表。小説「生きてゐる兵隊」「風にそよぐ葦」「人間の壁」「四十八歳の抵抗」「充たされた生活」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石川達三
いしかわたつぞう

[生]1905.7.2. 秋田,横手
[没]1985.1.31. 東京
小説家。早稲田大学英文科在学中『大阪朝日新聞』の懸賞小説に当選。 12人兄弟の3男で学資が続かず退学。国民時論社に入社し (1926) ,作品を各社に持込んだが採用されず,1930年同社の退職金でブラジルへ渡航,半年後帰国復職して同年『国民時論』に『最近南米往来記』を連載。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石川達三
いしかわたつぞう
(1905―1985)

小説家。明治38年7月2日、秋田県平鹿(ひらか)郡横手町(現横手市)に生まれる。父祐助(ゆうすけ)・母うんの三男。父は中学校教師、母は1914年(大正3)に死去。岡山県立高梁(たかはし)中学、岡山市の関西中学を経て、早稲田(わせだ)第二高等学院に進んだが、学費続かず英文科1年で退学(1928)。電気業界誌『国民時論』に入り自活しつつ小説を書いた。30年(昭和5)に移民団に投じブラジルへ渡り、半年後結婚を理由に帰国。その経験をもとにして『蒼氓(そうぼう)』(1935)を執筆し、それが第1回芥川(あくたがわ)賞(1935)を受けた。翌年梶原(かじわら)代志子と結婚。38年に『生きてゐる兵隊』を発表して発売禁止。その前年発表の『日蔭(ひかげ)の村』は、ダムで水没する小河内(おごうち)村の農民生活を扱った。その他初期代表作として『心猿』(1935~36)、『武漢作戦』(1939)などもあるが、41年以後はきわめて作品数が減少し、旺盛(おうせい)な作家活動は第二次世界大戦後に際だって展開される。作品のタイプに2種あり、一つは社会正義感を根底としてルポルタージュ風な技法を駆使した『風にそよぐ葦(あし)』(1949~51)、『人間の壁』(1957~59)、『傷だらけの山河』(1962~63)、『金環蝕(きんかんしょく)』(1966)など。他は「生態もの」とでも称すべき『結婚の生態』(1938)、『望みなきに非(あら)ず』(1947)、『泥にまみれて』(1948)、『僕たちの失敗』(1961)など。文芸家協会、著作権保護同盟、ペンクラブなどの中心人物としても活躍。昭和60年1月31日没。[久保田正文]
『『石川達三作品集』全25巻(1972~74・新潮社) ▽浜野健三郎著『評伝・石川達三の世界』(1976・文芸春秋) ▽久保田正文著『新・石川達三論』(1979・永田書房)』

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世界大百科事典内の石川達三の言及

【風にそよぐ葦】より

…石川達三(1905‐85)の長編小説。1949‐51年《毎日新聞》に連載,50,51年,新潮社刊。…

※「石川達三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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