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撫順 ブジュン

5件 の用語解説(撫順の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ぶじゅん【撫順】

中国、遼寧省東部にある鉄工業都市。大規模な露天掘り行われる撫順炭田を中心に発展。人口、行政区143万(1982)。フーシュン。

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百科事典マイペディアの解説

撫順【ぶじゅん】

中国,遼寧省中部の世界有数の炭鉱都市。瀋吉鉄路(瀋陽〜吉林)に沿い,東方から流れる運河に臨む。撫順城のある旧市街は北岸に,炭鉱のある千金寨と新市街は南岸にある。
→関連項目開【らん】炭田炭田遼寧[省]露天掘り

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶじゅん【撫順 Fǔ shùn】

中国,東北地区,遼寧省東部の炭鉱都市。人口139万(1994)。遼河の支流の渾河に沿い,瀋陽市東方約60kmにある。明代瀋陽衛撫順所がおかれ,清代,1902年(光緒28)興仁県がおかれ,のち現名に改められた。1937年市制施行。撫順炭鉱は1901年より中国人が採掘を開始したが,日露戦争後日本はロシアから利権を獲得し,満鉄の経営に移した。解放後の工業の発展は顕著で石炭,油母ケツ岩の採掘のほか発電,冶金機械,化学等の工場が建設された。

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大辞林 第三版の解説

ぶじゅん【撫順】

中国、遼寧省にある都市。世界有数の露天掘りの炭田があり、ガス化学・精油・機械などの工業が発達。鞍山・瀋陽などとともに重化学工業地帯を形成。フーシュン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

撫順
ぶじゅん / フーシュン

中国、遼寧(りょうねい/リヤオニン)省東部の地区級市。渾河(こんが)中流沿岸に位置し、撫順県、新賓(しんひん)満族自治県、清原満族自治県を管轄する。人口227万0134、市轄区人口139万2992(2000)。撫順炭田を中心に発展した鉱工業都市で、かつては「石炭の都」とよばれた。漢の武帝の時代にすでに村落があり、石炭を採取していたといわれるが、商業活動が盛んな市場町となったのは明(みん)代以後のことで、清(しん)代末期に県が置かれた。1901年王承尭(おうしょうぎょう)と翁寿(おうじゅ)が本格的な石炭の採掘を始めた。日露戦争後の1905年(明治38)日本が採掘権を独占し、南満州鉄道株式会社が炭鉱の経営にあたった。第二次世界大戦後は荒廃したが、新中国の成立以後急速に復興し、一時は東北地区最大の炭鉱であった。石炭の埋蔵量は約140億トンで、大規模な露天掘りのほか坑道掘進も行われる。さらに炭層上部を厚い油母頁岩(けつがん)が覆い、大慶(たいけい)油田が採掘される以前は人工石油の重要な原料であった。石炭採掘のため人口が急増し、1937年市制が施行された。今日では石炭採掘は衰退し、全国第22位の炭鉱にすぎないが、火力発電、機械、石油化学、アルミ製錬などの工業が発展し、大慶からパイプラインで送られてくる原油を原料に、石油化学を中心とする中国屈指の総合工業都市となっている。
 周辺地域では、米、トウモロコシ、コウリャン、大豆、アワ、ラッカセイを産する。市の東部の渾河上流部には21億トンの貯水量をもつ大(だいかぼう)ダムがある。ダム付近には清初の関外三陵の一つ永陵(えいりょう)など、清の太祖ヌルハチに関係する史跡が多い。また、市南部の平頂山には、1932年(昭和7)に日本軍が行った大量虐殺の犠牲者3000人をまつる殉難同胞記念碑がある。[河野通博]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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