20世紀日本人名事典 「北村正信」の解説
北村 正信
キタムラ マサノブ
明治〜昭和期の彫刻家
- 生年
- 明治22(1889)年1月3日
- 没年
- 昭和55(1980)年4月22日
- 出生地
- 新潟県西頸城郡青海町
- 経歴
- 太平洋画会研究所に入り、中村不折、満谷国四郎にデッサンを、北村四海、新海竹太郎に彫塑を学ぶ。明治44年文展に初入選して以来毎年入選を重ね、大正4年「髪」が3等賞、7年「ひかり」が特選を受賞。8年第1回帝展無鑑査となり、11年帝展審査員をつとめ、13年委員となる。新文展、戦後の日展でも無鑑査、審査員、依嘱出品を重ね、昭和30年より参事、33年評議員、49年参与となる。人物像を得意とし、文展初入選以来約70年にわたり連年出品を続けた。他の代表作に「羞恥」「ポーズ」、日比谷公会堂内「安田善次郎像」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報