日本歴史地名大系 「北条氏所領役帳」の解説
北条氏所領役帳
ほうじようししよりようやくちよう
北条氏所領役帳
ほうじようししよりようやくちよう
一冊
別称 小田原衆所領役帳・北条家分限帳・小田原分限帳・小田原北条所領役帳など
成立 永禄二年
写本 今井氏・国立公文書館内閣文庫ほか
解説 北条氏政が永正年間から永禄年間に至る検地を基礎に作成させた帳簿。北条領国内の一門・家臣に対する諸役賦課の基準となる役高が記される。御馬廻衆・職人衆・小田原衆・伊豆衆など各衆ごとに人名・軍役貫高、知行地の所在地名などを記載。戦国大名北条氏の権力構造を知るうえで貴重。原本は焼失し、現存の写本は元禄五年の写本(焼失)の転写本。
活字本 「平塚市史」一・「東京市史外篇」・続群書類従二五輯上・「新編埼玉県史」資料編八付録ほか
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報