日本歴史地名大系 「北海道鉱山略記」の解説
北海道鉱山略記(鉱山略記)
ほつかいどうこうざんりやくき
一冊 多羅尾忠郎編 北海道庁 明治二三年刊
解説 明治二一年六―一〇月、道内各鉱山の沿革と現況を調査し、関係古記録も採録。一の鉱業略沿革は開拓使以来明治二二年に至る概略を示す。管轄の変遷、鉱物調査、採掘・借区許可状況、鉱山巡視規則、外国人鉱山師の雇入れなど。二以下は鉱山ごとに地名・地形・発見・沿革・地質・坑区・採掘以下、賃金・費用・価格・運賃など製品に至るまでの事項を詳記。二は硫黄山一一、三は石炭山五、四は石油五、五は金・銀・銅・鉛鉱四(以上現行鉱山数)、六は砂金、七は砂鉄。六・七は旧記により記述。最後に、各鉱種ごとに明治八―二一年の統計一覧表を付す(同二二年道庁第二部地理課鉱山係作成)。昭和四五年復刻(「明治前期産業発達史資料」別冊七一―三所収)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報