日本歴史地名大系 「北海道鉱泉誌」の解説
北海道鉱泉誌(鉱泉誌)
ほつかいどうこうせんし
一冊 北海道警察部 大正二年刊
解説 北海道の鉱泉のうち、明治四三年現在営業中のもの六二ヵ所の概要を示す。すべての鉱泉は網羅していない。定義では温泉(火力を用いず浴用に供する)と鉱泉(火力を用いて浴用に供する)に分け、海水浴場も便宜上掲げた。地勢・地質などの総説のうえに、各温・鉱泉ごとに地理・沿革・交通・宿舎とその設備・浴客・泉質その他について概説。その数は国ごとに、渡島は温泉一四・鉱泉三・海水浴場一の計一八、後志は温泉七・鉱泉二・海水浴場二の計一一、石狩は温泉一・鉱泉一〇の計一一、胆振は温泉六、日高は鉱泉二、十勝は鉱泉四、釧路は温泉二、根室は温泉二、千島は温泉四、北見は温泉一、天塩は鉱泉一とある。若干の写真を付す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報