医療事故(読み)イリョウジコ

デジタル大辞泉 「医療事故」の意味・読み・例文・類語

いりょう‐じこ〔イレウ‐〕【医療事故】

医療に関わる場所で起こる事故病院廊下での転倒医師看護師負傷感染など。医療関係者の過失によって患者損害が及ぶ事故は、特に医療過誤として区別することもある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の医療事故の言及

【医療過誤】より

…しかし,予想もしていなかったような意外な結果に終わった場合には,患者は不満をもつ。それを医療事故と呼ぶ。そのうち医師や病院の側に過失があったとされたものが医療過誤といわれ,避けることができなかったであろう(不可抗力)とされたものを狭義の医療事故ということもできる。…

【法医学】より

…社会生活の変化に伴う事例数の上昇も加わって,今後一段と重要性が認識されるものと思われる。また,このところ増加の著しい医療事故やこれに伴う訴訟において,医学的な判断は必須で,とくに患者が死をきたしたような事例において,法医学鑑定は刑事・民事両面にわたり,大きな役割を果たす。事故や災害における補償および民事訴訟での損害賠償で,死因あるいは身体障害の発生機転やその度合が問題となる場合,法医学的判断は重要な根拠となる。…

※「医療事故」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android