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医療過誤 いりょうかご malpractice

翻訳|malpractice

6件 の用語解説(医療過誤の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

医療過誤
いりょうかご
malpractice

診療過誤ともいい,医療行為一般の誤りをさす。医学知識の不足,医療技術の未熟,診療行為の全体としての疎漏さ,不適切な薬剤や医療器具の使用などが原因となる。具体的には誤診,診断の遅延,手術過誤,注射事故,輸血事故,誤薬使用,看護の過誤などが多い。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

医療過誤

医療事故や医事紛争と、ほぼ同義語として用いられるが、医療現場で起きる事故のうち、医療側のミスが原因なのが医療過誤。感情などのもつれから事故の一部が医事紛争、医療訴訟に発展する。2004年末現在で係争中のものは2148件、04年中には新たに1110件が訴訟になった(いずれも概数)。医療過誤はその10倍とも100倍ともいわれる。1990年、医事紛争を扱う弁護士らが医療事故情報センター(柴田義朗理事長)を開設。91年5月には裁判中などの家族が、医療過誤原告の会を発足させた。

(田辺功 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

いりょう‐かご〔イレウクワゴ〕【医療過誤】

医師や看護師などの医療関係者が、治療を行うにあたって当然必要とされる注意を怠ったため、患者に損害を与えること。薬剤の誤投与や衛生管理の不徹底による感染など。民法刑法行政法上の責任を問われることがある。→医療事故

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世界大百科事典 第2版の解説

いりょうかご【医療過誤】

患者は治ることを期待して医療にかかるわけであるが,しばしば期待に反する結果に終わる。その大部分は残念なことではあるが,病魔に勝てずとして受忍される。いうまでもなく医学的に未解明なことは多く,解明されていても技術が及ばない部分も多いこと,人間の身体は個体差が多いから常に不確実性が伴うこと,現実の個々の医療は病院設備・医師の特徴・緊急性などにより制限を受けることなどを,認めざるをえないからである。しかし,予想もしていなかったような意外な結果に終わった場合には,患者は不満をもつ。

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大辞林 第三版の解説

いりょうかご【医療過誤】

誤った治療・誤診・誤薬投与など、医療上の過失によって患者に傷害・死亡などの事故を起こすこと。その状況により刑法・民法・行政法上の責任を問われる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

医療過誤
いりょうかご

語源はmedical malpracticeの訳語であり、一般には、医療事故が発生したとして、医療担当者の法律上の責任を問うときに用いられているが、本来は、医療事故がまったく明白な、客観的な過失によった場合とか、司法的な判断の結果が、医師ないしは医療担当者の過失によるとされた場合にのみ適用される語であるといえよう。医療事故が紛争となって取り上げられた場合、ただちに医療行為そのものを評価することはできないのは当然であり、医療事故の一表現として「医療過誤」とするのは、事柄の性質上、妥当ではないといえるが、一般的には使われている。[饗庭忠男]

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