医療福祉用ロボット(読み)いりょうふくしようロボット

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「医療福祉用ロボット」の意味・わかりやすい解説

医療福祉用ロボット
いりょうふくしようロボット

障害者や病人老人など,弱い人のために働くロボット。医療の補助のためのロボットとしては,手術を補佐するロボット,蘇生術などの訓練用ロボット,患者を移送したり監視するための介助・看護用ロボットなどがある。福祉用ロボットとしては,手足の不自由な人のための義手義足,知能車イス,目の見えない人のための盲導犬ロボット,病室で病人の身の回りのサービスを行なうロボットなどがある。このようなロボットは技術的な高機能性のほかに,絶対的な安全性や,心理的に弱者を圧迫しない優しさが必要である。同時に,ロボットが直接面倒を見るのではなく,あくまでも人間が主導権を持って対応し,ロボットは力や正確さ,長時間性などを補佐するために働くのである。

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