十二年(読み)じゅうにねん

精選版 日本国語大辞典 「十二年」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐ねんジフニ‥【十二年】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一年の一二倍の年数
    1. [初出の実例]「伊与守源頼義朝臣、貞任・宗任等をせむる間、陸奥に十二年の春秋を送りけり」(出典:古今著聞集(1254)九)
  3. じゅうにねん(十二年)の合戦」の略。
    1. [初出の実例]「或ひは八ケ国をしたがへて八箇年合戦し、或ひは奥州に支へて十二年までふせぎ戦ひしかども」(出典:保元物語(1220頃か)上)
  4. 比叡山延暦寺で、出家受戒の後、一二年間下山を禁じ専ら学業を修めさせたこと。
    1. [初出の実例]「凡有他宗年分之外、得度受具者、自進欲住山十二年修学両業、具注本寺并師主名」(出典山家学生式(818‐819))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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