十二銅(読み)ジュウニドウ

デジタル大辞泉 「十二銅」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐どう〔ジフニ‐〕【十二銅】

江戸時代神仏への灯明代などとして、1年の月数にちなんで包んだ12文の賽銭さいせん十二灯

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精選版 日本国語大辞典 「十二銅」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐どうジフニ‥【十二銅】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、神仏へのお供えや灯明料、僧尼山伏などへの礼として一二文を紙に包んで出したもの。また、一二文を祝儀(しゅうぎ)などとして包む場合にもいう。十二灯。
    1. [初出の実例]「『イヤ、やはり十二銅づつに仕り、庄屋代官に申付ませう』」(出典:歌舞伎・幼稚子敵討(1753)口明)

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