…仏教では,軍持(ぐんじ)(クンディカーkuṇḍikā)と迦羅奢(カラシャkalaśa)の二つに大別する。前者はおもに飲料水などを入れるための水瓶(すいびよう)で,大乗仏教では出家者の所有すべきたいせつな持物(〈十八物(じゆうはちもつ)〉)の一つとされた。菩薩,とくに観音像の中には,この水瓶を手にした姿のものも少なくない。…
…これらはいずれも,その所有者が亡くなると,看病者をはじめ他の比丘たちに分け与えられるのが原則であった。後の大乗仏教になると,出家者の所持物も〈十八物(じゆうはちもつ)〉といわれるように,その数が多くなる。【岩松 浅夫】。…
※「十八物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...