縄床(読み)じょうしょう

精選版 日本国語大辞典「縄床」の解説

じょう‐しょう ‥シャウ【縄床】

〘名〙 (「じょうじょう」とも) をめぐらして作った円座風の敷物禅僧の間では、木に縄を張りめぐらした腰掛の一種をいう。
※三教指帰(797頃)下「縄牀繦負・獄傍盗士、抱膝仰歎」
※栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)上「正く縄床(ジョウシャウ)に踵(あなうら)を結べる間、眼に色を見ず、心空しく境寂りぬれば」 〔晉書‐仏図澄伝〕

なわ‐どこ なは‥【縄床】

〘名〙 縄をめぐらして作った円座風の敷物。じょうしょう。

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デジタル大辞泉「縄床」の解説

じょう‐しょう〔‐シヤウ〕【縄床】

縄を張ってつくった粗末な腰掛け。主に禅僧が座禅のときに用いた。

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世界大百科事典内の縄床の言及

【いす(椅子)】より

…また台床や榻(とう)もさらにさかんに用いられ,これらの上に手すりが付けられたり,凭几(ひようぎ)などがくふうされるようになり,この時期についに地上に莚を敷く習慣は改められることになった。さらに隋代になると胡床は交椅と名が変わり,唐代には縄床と呼ばれた(縄床は胡床と直接的にはつながらないとする説もある)。同時に唐代には西方文化の影響で四脚形式のいすも採り入れられ,以後いす文化は急速に発展し,やがて宋初のころには中国人の生活様式は腰掛け式のいす座に改まり,明・清代には多種多様ないすがつくられた。…

※「縄床」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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