事典 日本の地域ブランド・名産品 「十六島紫菜」の解説
十六島紫菜[加工食品]
うっぷるいのり
島根県出雲市十六島地区産の干しのり、ならびに島根県出雲市十六島地区産ののり。出雲地方では正月の雑煮や味噌汁に入れて、また薬味として使われている。干したものは黒紫色で、高級岩のりとして知られる。古くは『出雲国風土記』にも記載されている。また、江戸時代には松江藩主・松平不昧が、江戸に上った折に十六島紫菜でつくった裃を着用、客に供したと伝えられている。2008(平成20)年12月、特許庁の地域団体商標に登録査定された。地域団体商標の出願者は、漁業協同組合JFしまね。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報