十六日町(読み)じゆうろくにちまち

日本歴史地名大系 「十六日町」の解説

十六日町
じゆうろくにちまち

[現在地名]八戸市十六日町

八戸城下の中央、裏町通沿いに位置する町人町。東は六日むいか町、西は廿六日にじゆうろくにち町、北は十三日じゆうさんにち町、南は鳥屋部とやべ町・寺横てらよこ町に接する。中央を南西から北東街路が通る。

文久年間(一八六一―六四)八戸御城下略図に「十六日町 一ツニ馬喰町ト云」とあり、町家とされる。御勘定所日記の貞享二年(一六八五)一二月二日条に「新十六日町泉と申者」とみえる。別名馬喰ばくろう町と称し、馬喰の居住が多かった。御用人所日記の安永九年(一七八〇)三月一七日条によれば八戸廻中の他博労六人中一人、地博労九人中四人が居住していた。宝永四年(一七〇七)六日町・廿六日町とともに当町の市立ての際他町の専売となっている塩・煙草の販売を認めてほしい旨願出て、許可されている(「八戸藩日記」同年三月一五日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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