十分一(読み)ジュウブイチ

精選版 日本国語大辞典 「十分一」の意味・読み・例文・類語

じゅうぶ‐いちジフブ‥【十分一】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あるものを一〇にわけたうちの一つ。また転じて、少数であること。わずかであること。じゅうぶんの一。分一。
    1. [初出の実例]「民より十分一の年貢を取て其を賃にして守護代官はやとはれて吏に成て居ぢゃぞ」(出典:古文真宝笑雲抄(1525)三)
    2. 「草葉の影からにっこりと笑はしまして下されと。恨みも。異見も十分一(じふぶいチ)明けて言はれぬ百千万」(出典浄瑠璃新版歌祭文お染久松)(1780)油屋)
  3. じゅうぶいちぎん(十分一銀)」の略。
    1. [初出の実例]「ふやが軒端に匂ふ梅が香 春のよの価千金十分一〈三昌〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む