十和田神社(読み)とわだじんじや

日本歴史地名大系 「十和田神社」の解説

十和田神社
とわだじんじや

[現在地名]十和田湖町奥瀬 十和田

奥瀬おくせ南西、十和田湖の南東から湖面に突出た中山なかやま半島の入口に位置する。祭神は日本武尊。もとは青竜大権現と称した。宝暦(一七五一―六四)の頃の御領分社堂に十和田山青竜大権現とみえ、俗別当折田直右衛門とある。また「右沼(十和田湖)は人皇七代孝霊天皇御宇四十二年壬子六月涌出ル、此沼主八郎太郎と云大竜有、五十一代之平城天皇大同二年丁亥八月南蔵坊八竜王を追出、沼之主ニ成、号十和田山青竜大権現、小社有候」と南蔵坊(南祖坊)にまつわる創建伝説を伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報