日本歴史地名大系 「十楽院跡」の解説 十楽院跡じゆうらくいんあと 京都市:東山区粟田口村三条坊青蓮院十楽院跡青蓮院の背後、やや南にあった寺。近江比叡山無動寺(むどうじ)谷の大乗(だいじよう)院、同飯室(いむろ)谷の妙香(みようこう)院と並ぶ青蓮院三院家の一。道玄法親王以下歴代青蓮院門主のうちで、十楽院ないし十楽院宮を名乗るものが少なくない(青蓮院御門跡略伝)。開創は平安末期で、「吉記」安元二年(一一七六)六月二〇日条に「十楽院新御堂上棟」、また「百錬抄」同年六月三〇日条に「仍為訪彼菩提、十楽院墓所立精舎、今日十棟」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by