十段戦(読み)ジュウダンセン

デジタル大辞泉 「十段戦」の意味・読み・例文・類語

じゅうだん‐せん〔ジフダン‐〕【十段戦】

囲碁七大タイトル戦の一。昭和36年(1961)創設タイトル保持者とトーナメント戦優勝者が五番勝負で対戦し、勝者が十段のタイトルを手にする。連続10期以上タイトルを獲得した棋士現役で、連続5期または通算10期獲得した棋士は現役で60歳以上に達したときまたは引退時に、名誉十段を名乗ることができる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十段戦」の意味・わかりやすい解説

十段戦
じゅうだんせん

(1) 1962年に創設された産経新聞社主催の囲碁タイトル戦。十段は段位ではなくタイトルで,7段,8段の棋士が十段になりうるし,タイトルを失えばまたもとの段位に戻る。挑戦者選出方法は「2敗者失格戦」を基調としている。挑戦手合いは5番勝負。

(2) 読売新聞社主催の将棋タイトル戦の1つ。トーナメント式予選を勝ち抜いた2名とシードの4名によるリーグ戦で挑戦者を決め,前年度の覇者とタイトルを競う。 88年,竜王戦の開催に伴い廃止された。

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