日本歴史地名大系 「十王町村」の解説 十王町村じゆうおうまちむら 滋賀県:近江八幡市十王町村[現在地名]近江八幡市十王町・丸(まる)の内町(うちちよう)江頭(えがしら)村の南にあり、南は日野川を隔てて小南(こみなみ)村(現野洲郡野洲町)。集落は朝鮮人街道に沿う。仁保(にほ)とも称された。古くは江頭村の枝郷として扱われ、宝暦一〇年(一七六〇)江頭村明細帳(井狩文書)にも「分郷十王町」とある。寛永石高帳では十王村とあり、高四八七石余、元禄郷帳では高四七〇石余、三上藩領。天保八年郷帳では高は変わらず、幕府領。天保五年(一八三四)の書上帳(十王町共有文書)によれば家数一〇四・人数三九四、牛馬二、高四七〇石余のうち旱損場が二〇〇石余、水損場が一八〇石あった。農間余業に男は日雇、女は賃苧を行っている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報